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月極駐車場とはどういう意味?タイプ別駐車場と選び方のポイント!

月極駐車場、看板などでよく目にすると思いますが、「月極」の読み方は「げっきょく」でも「げつきょく」でもありません。

「つきぎめ」と読み、月極駐車場は「つきぎめちゅうしゃじょう」と読みます。

では、月極(つきぎめ)とは、どういう意味なのでしょうか。

そして、月極駐車場には、どのような種類があるのでしょうか。

それぞれの月極駐車場の特長や、選び方のポイントを紹介します。

この記事でわかること
  1. 月極(つきぎめ)とはどういう意味なのか
  2. 月極駐車場の種類
  3. 月極駐車場のタイプ別のメリット・デメリット
  4. 月極駐車場の選び方のポイント

月極(つきぎめ)とは?

月極(つきぎめ)とは、月額を定めて契約するという意味です。

しかし、月極(つきぎめ)の「極」は、普段はきめ(る)とは読みませんよね。

どうして、この漢字が使われているのか不思議に思いませんか?

「きめる」というと現在では「決める」という漢字を使いますが、昔は「極める」と書いていて、「約束・規約」という意味で使っていました。

戦後、「極める」は「きわめる」と読み方のルールが変わりました。

それなのになぜ「決」の漢字を使用しなかったのかというと・・・

  • 月額を定めて契約する駐車場が誕生した時には、まだ「極める=きめる」という慣習が残っていたため
  • 漢字に込められた意味…極める=約束・規約

ということから「月極」の方が使われたと言われています。

ですので、月極駐車場とは、毎月定額の賃料を支払うことで利用できる駐車場のことをいいます。

月極駐車場の種類と特長

月極駐車場といっても、様々なタイプがあります。

大まかに分けると、この3種類です。

  • 平面駐車場
  • 立体駐車場
  • 機械式駐車場

それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。

平面駐車場のメリット・デメリット

平面駐車場は、平地をそのまま利用した駐車場のことです。

そして、平面駐車場には、

  • 屋外駐車場(青空駐車場)
  • ビルの1階や地下のスペースを利用した屋内駐車場

があります。

そして、屋外駐車場(青空駐車場)には、

  • 地面が砂地や砂利のままのタイプ
  • アスファルトやコンクリートで舗装されているタイプ

の2種類があります。

平面駐車場のメリット
  • サイズ制限がないことが多く、大型車でも駐車可能
  • 車の出し入れがスムーズにできる
  • 舗装なしの屋外タイプの駐車場は、月額賃料が比較的低めに設定されている
平面駐車場のデメリット
  • 屋外の場合、雨や風にさらされるので車が劣化しやすい
  • 舗装されていない駐車場の場合、砂利などで傷や汚れがつきやすい
  • 車へのいたずらや車上荒らしに遭いやすい
  • 夏場は車内温度が上昇しやすく冷房が利きづらい
  • 都心部など地価が高い地域では、機械式駐車場よりも月額賃料が高くなる場合がある

立体駐車場のメリット・デメリット

プリント

立体駐車場(多層式駐車場)とは、複数の階層に分かれていて、自分で車を運転してスロープを上り下りする自走式タイプの駐車場です。

立体駐車場のメリット
  • 平面駐車場に比べて階層が多い分、駐車できる台数も多い
  • 屋根があるので雨の日でも濡れない
  • 屋根があるので、セキュリティ面では比較的安心
立体駐車場のデメリット
  • 階層によってメリット・デメリットが変動する
    • 下層であれば、車の出し入れがしやすい分、月額賃料は高めに設定されている
    • 上層になればなるほど、車の出し入れに時間がかかる分、月額賃料は賃料が安くなるように設定されている

機械式駐車場のメリット・デメリット

機械式駐車場とは、マンションや駅前などで見かける駐車場で、機械操作によって車を出し入れするタイプです。

  • 昇降式・・・車の乗った台を上下に移動させて駐車する
  • 多段式・・・台を重ねて駐車する
  • 循環タワー式・・・台を循環させて駐車する

など、さまざまな種類があります。

機械式駐車場のメリット
  • セキュリティ面に優れている
  • 車上荒らしなどの被害に遭いにくい
  • 狭い土地でも縦に使えるため、収容できる台数が多く、月額賃料が安くなるケースが多い
機械式駐車場のデメリット
  • 車の全高や全長などサイズ制限がある場合が多い
  • 車の出し入れに時間がかかる
  • 滅多にありませんが、万が一機械が故障してしまうと、車の出し入れができない

機械式の駐車場には、様々な車両制限が定められています。

車両サイズが少しでもオーバーしてしまうと契約できません。。

駐車場によって異なりますが、車両制限で定められているサイズは

  • 全長…付属品を含まない車両の長さ
  • 全高…付属品を含まない車体の高さ
  • 全幅…車両の横幅
  • 重量…車両に搭載されているエンジンなどを含んだ重さ
  • タイヤ外幅…車両の左右のタイヤの外側の幅
  • 最低地上高…地面と車体の一番低い垂直距離

です。

全長・全高・全幅・車両重量は、車検証に記載されています。

タイヤ外幅・最低地上高は、メーカーサイトの車両情報に記載されています。

車種によっては契約できない可能性があるので注意が必要です。

月極駐車場はどうやって選ぶ?

様々なタイプの月極駐車場のメリット・デメリットを紹介してきました。

自分に合った月極駐車場を効率的に探すには、自分は何を重要視するかを明確にすると、駐車場選びがしやすいですよ。

例えば・・・

  • 自宅と月極駐車場の距離
  • 月額料金
  • 駐車場への出入りのしやすさ
  • 駐車のしやすさ
  • 防犯面

など、自分が希望する条件、最も重要視する条件を整理しておきましょう。

自宅と月極駐車場の距離

自宅から月極駐車場までの距離は非常に大切です。

車は週末しか乗らないなど乗る頻度が少ない場合は、コストを抑えるために距離が遠くても駐車料金の安いところを探してもいいかもしれません。

しかし、

  • 通勤に使う
  • 子どもが小さい

というような場合は、少し料金が高めでも、近い(行きやすい)駐車場を選んだほうがメリットの方が多いです。

通勤に使用する場合は、忙しい朝は特に、駐車場に行くまでの時間は、少しでも短縮したいですよね。

子どもが小さい場合、雨など天候が悪い場合は、自宅と駐車場の往復も大変です。

月極駐車場の月額料金

毎月の固定費となってしまう駐車場の月額料金、安ければ安い方が助かりますよね。

月極駐車場の月額料金は、駐車場の立地、整備状況、設備などにより様々ですが、安い駐車場はそれなりの理由があります。

  • 舗装がされていないため、雨だとぬかるみができてしまう
  • 駐車場に出入りがしにくい
  • 街灯がなく治安が悪い
  • 駐車スペースが狭く、駐車がしづらい

このような駐車場は、比較的安めに設定されています。

周辺の相場と比較しながら、そして、デメリット頭に入れたうえで検討しましょう。

駐車場への出入りのしやすさ・駐車のしやすさ

意外と見逃してしまいがちなのが、駐車場への出入りのしやすさ・駐車のしやすさです。

  • 縦列駐車しないといけない
  • 駐車場の入り口からバックで入らないといけない
  • 駐車場の敷地が狭く、切り返しが大変
  • 駐車場に面した道路が一方通行だった

というような失敗例もあります。

これでは毎回、駐車場に出入りするたびにストレスになってしまいますし、最悪の場合、駐車場のフェンスを壊してしまったり、隣の車に接触してしまったりする可能性があります。

平面駐車場では、サイズ制限がないので安心してしまいがちですが、特に、ワンボックスなどの大型車の場合は、駐車した時にスペースに余裕があるかどうかも、確認しておきましょう。

駐車はできたが、ドアが開かない(開けられない)となっては大変です。

防犯面・セキュリティ

  • 車に傷をつけられた
  • パンクさせられた
  • 車上荒らしにあってしまった

など、月極駐車場におけるトラブルは意外と多いです。

人通りの少ない場所にある月極駐車場や、外灯などが少ない月極駐車場は、防犯面で心配です。

日中だけでなく、夜間の駐車場の様子も確認してから選ぶことをおすすめします。

平面駐車場なら、照明や防犯カメラが設置されている駐車場や、屋内駐車場を選び、防犯グッズの併用も検討してみましょう。

セキュリティ面を重視するのであれば、機械式駐車場がおすすめです。

月極駐車場とはどういう意味?タイプ別駐車場と選び方のポイント!まとめ

月極駐車場は「つきぎめちゅうしゃじょう」と読み、月極駐車場とは、毎月定額の賃料を支払うことで利用できる駐車場のことをいいます。

そして、月極駐車場には

  • 平面駐車場
  • 立体駐車場
  • 機械式駐車場

の3種類があります。

それぞれにメリット・デメリットがありますので、比較検討してみてください。

月極駐車場を選ぶときのポイントは、自分にとって何を重要視するかを明確にすることです。

例えば…

  • とにかく料金重視!安い駐車場がいい
  • いたずらや車上荒らしが心配!セキュリティ面重視
  • 子どもが小さいので、自宅からの距離が近い方がいい
  • 長く大事に乗りたいので、屋内駐車場がよい
  • 運転にあまり自信がないので、駐車場の出入りや駐車のしやすさを重視
  • 治安の良し悪しが重要!既に停まっている車の車種をチェックする

など、自分の希望を整理しておきましょう。

今はネットでも契約ができる時代ですが、契約前に1度は必ず、現地に出向き駐車場の様子を確認することが大切です。